個人再生

個人再生の流れや費用・メリット・デメリット・期間・必要書類・ローン関係などについて分かりやすくまとめています。

個人再生の履行テストについて

個人再生を利用する場合は、履行テスト(履行可能性テスト)を受ける必要があります。

これはあなたの返済能力を確かめるテストで、結果次第では個人再生の認可を受けられないこともあるので大切なテストと言えます。

 

そこで今回は、履行テストについて詳しくまとめていきます。

『履行テストって具体的に何をするの?』
『どれぐらいの期間やればいい?』
『どうすれば失敗しなくて済む?』

という疑問にもお答えしているので、参考にしてください。

 

まず履行テストでやること・期間についてです。

履行テストとは、

将来の返済計画は決まったけど、本当に返済出来るのか?

という事を確かめるためのテストです。


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具体的な内容は地方裁判所によっても多少差がありますが、

  • 再生計画案で決めた返済額を合計6回分支払う
  • 1ヶ月につき1回分ずつ支払う
  • 6回分支払う前に問題なしと判断される事もある
  • 支払い先は個人再生委員の指示に従う
  • 支払った分は個人再生委員の報酬に充てられる
この辺りは大体共通しています。

私が個人再生でお世話になった東京地方裁判所でも、同様でした。

 

再生計画案って?

これは個人再生後に返済していく計画案のことで、

  • 毎月いくら支払うのか
  • 何回払いで返済するのか
などを詳しく決めて裁判所に認めてもらう必要があります。

個人再生委員って?

これは個人再生をする上でのアドバイザー&試験官といった存在です。

地方裁判所がそのエリアの弁護士から選ぶのが通常で、履行テストの結果は個人再生委員が判断して裁判所へ報告します。

また再生計画案の作成でもアドバイスをくれるので、一緒に作っていく事になります。


詳細はこちらにまとめています。
kf-ftarou.hatenablog.com

 

つまり履行テストでは、『返済すると決めた金額を今後きちんと支払っていけるのか』を確かめています。

再生計画案で『毎月5万円ずつ』と決めれば、5万円ずつを支払うのがテスト内容です。


なので、履行テストの結果次第では『返済計画がない』と判断されてしまいます。

個人再生は借金を大幅に減らしますがゼロにはならないので、返済能力がなければ個人再生の認可も降りません。

 

履行テストが失敗したと判断される事例は特に公開されていませんが、

  • 1ヶ月目の返済にも遅れてしまう
  • 定期的に返済の遅れがある
こういうケースだと履行テストに失敗する可能性は高いと言えます。


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それによって個人再生が認められなくなるので、個人再生後の返済はもちろん、履行テストの返済期限はしっかり厳守するよう注意しましょう。


とはいえ、履行テストで失敗している方はかなり少ないはずです。

そもそも個人再生を依頼した時点で、これまで行っていた毎月の返済は一時的にストップします。

つまり毎月8万円返済していた場合は、それが丸ごと浮くわけです。

それを履行テストの支払いに充てることが出来るので、考えているよりも難しいテストでは無いと言えます。


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それを裏付けるように、個人再生は失敗率が非常に低いです。

2017年司法統計によると、個人再生の失敗率はたった3%程度です。

約97%の方は個人再生の手続きに成功しているので、支払期限にだけ気をつけておけば難しく考えすぎる必要はありません。

 

他にも個人再生が失敗するパターンはいくつかありますが、それについては以下の記事に詳しくまとめています。

kf-ftarou.hatenablog.com