任意整理は、自力では返済できなくなった借金を減らすための手続きです。
自力で手続きすることも可能ですが、成功する可能性は低いです。
そのため90%以上の利用者は、弁護士事務所・司法書士事務所に依頼して手続きを進めています。
この記事を読んでいる方の中には
『任意整理ってどんな手続きなの?』
『どれぐらいお金がかかるの?』
『借金はどれぐらい減らせるの?』
『家族にはバレないの?』
と不安に感じている方も多いでしょう。
法律事務所なんて普段は関わる機会もないので、不安に感じるのは当然です。
なので今回は、任意整理の手続き内容や費用・メリット・デメリットを中心にまとめていきます。
任意整理とは?
任意整理は「法律事務所と債権者(貸金業者)の間で交渉をする手続き」で、上手く行けば借金を減らすことが可能です。借金総額を100万円以上減らすことは難しいですが、毎月の返済額を半分以下に出来るケースは珍しくありません。
また裁判所を通す必要がないので、家族・職場にバレる心配もありません。
任意整理を利用すれば催促・取り立てもストップするので、逆にバレにくくなると言えます。
そして、債務整理の中で最もハードルが低い手続きです。
その証拠に利用者は非常に多く、年間100万人以上が利用していると言われています。
なのでもしかすると、隠しているだけであなたの周りの方にも経験者がいるかもしれません。
任意整理のメリット
任意整理を利用するメリットは、- 費用が他の手続きよりも安い
- 面倒な手続きがほとんどない
- 毎月の返済額を大きく減らせる
<1.費用が他の手続きよりも安い>
弁護士事務所にもよりますが、任意整理にかかる費用は「債権者1社につき5~6万円程度」です。
つまり3社から借りていれば15万円~18万円程度です。
法律事務所にもよりますが、これは分割払い・後払いする事も可能です。
個人再生や自己破産といった手続きでも借金は減らせますが、こちらはトータル50万~80万円ほどかかるケースも珍しくありません。
個人再生や自己破産は裁判所をとおして進めるので手間がかかりますが、任意整理は非常に手軽です。
だからこそこれだけ弁護士費用も抑えられているということです。
<2.面倒な手続きがほとんどない>
また手続き内容としても任意整理の手軽さはダントツです。
任意整理の流れはあとで説明しますが、手続きは専門家の方にほぼお任せ出来ます。
しかも手続きは早ければ3,4ヶ月で終わることもあるので、仕事や家事・育児で忙しい方でも利用しやすい手続きと言えます。
<3.毎月の返済額を大きく減らせる>
任意整理の交渉が成功すれば、
- 将来かかる利息をカット
- 遅延損害金(延滞金)のカット
- 返済期限を3年~5年後に延長
そして任意整理を利用すれば、
- 支払総額:178万円⇒150万円
- 毎月の返済額:月6万⇒月2.5万円
借金自体の大幅減額は出来ませんが、毎月の返済額が半分以下になることは珍しくありません。
これなら今後の返済生活もかなり楽になると思います。
※個人再生との違いは、以下の記事にまとめています。
任意整理のデメリット
任意整理を利用するデメリットは1つだけです。それは、『ブラックリストに5年間ほど掲載される』という事です。
ブラックリストに載ると、
- 新たにお金を借りる
- 新たにローンを組む
- クレジットカードを作る
- クレジットカードを使う
- 一部の賃貸物件を契約する
任意整理を利用するという事は「約束していたお金を返済できなかった」という事です。
つまり金銭面での信用を失ってしまうので、上記のようなデメリットがあります。
とはいえ借金を完済して5年ほど経てばデメリットは無くなるので、一生続くわけではありません。
またクレジットカードが使えなくても「デビットカード」や「家族カード」を使う事ができます。
デビットカードは、連携している銀行口座の残高分だけ使えるカードです。
また利用した直後に銀行口座からお金が引き出されます。
つまり今ある残高以上に使えないので、
- 借金を背負う心配がない
- 任意整理をしていても利用できる
もちろん店頭やネットショッピングでも使えるケースが多いので、代わりに利用している方が多いです。
また家族カードを作る事も可能です。
これは配偶者など家族の持っているカードに乗っかる形で持てるクレジットカードで、普通のクレジットカードと同じように使うことが出来ます。
ただし家族カードでまた借金をしてしまう可能性もありますし、借金のことを家族に打ち明けないとダメなのであまりオススメはしません。
あと、任意整理をすると一部の賃貸物件が契約できません。
賃貸物件には家賃保証会社が付いているケースが多いですが、「信販系」と呼ばれる家賃保証会社がいる場合は契約が出来ません。
信販系の家賃保証会社は、ブラックリストの内容を確認できるからです。
でも信販系以外の家賃保証会社ならブラックリストの内容を確認できないので、任意整理をしたあとでも契約する事ができます。
どれが信販系以外の家賃保証会社なのかは分かりづらいので、部屋を契約するときは不動産会社の担当者に相談するのが確実です。
そうすれば問題なく契約できる物件を紹介してくれます。
ちなみに今契約している部屋は、家賃さえ滞納していなければずっと住む事ができます。
任意整理の流れ
依頼した法律事務所やお金を借りている債権者にもよりますが、手続きは約3ヶ月~6ヶ月間です。つまり今から依頼すれば半年後には借金をグッと減らせる可能性が高いという事です。
そして任意整理の進め方としては、
- 無料相談をして任意整理を依頼する
- 受任通知を債権者へ送る
- 債権者から取引履歴を取り寄せる
- 利息計算をして本来の借金残額を計算する
- 債権者と交渉を開始する
- 交渉がまとまれば合意書を作成する
- 合意書にしたがって返済を再開する
少しややこしそうですが、あなたがやるのは1と7だけです。
それ以外は専門家の方にお任せできるので、非常に手軽に利用できます。
ちなみに、2の時点で債権者からの取り立て・催促はストップします。
また、7までの間は借金返済もストップするので、その間にお金を貯めておく事も可能です。
任意整理をするなら減額診断シミュレーター
任意整理を本格的に進めるなら、法律事務所へ無料相談をする必要があります。とはいっても、いきなり法律事務所へ行くのはちょっと勇気がいりますよね。
そこで便利なのが、減額診断シミュレーターです。
これはどういうものかというと、
- スマホからいくつかの質問に答える
- 電話番号やメールアドレスを入力する
- 電話やメール相談をする
これなら法律事務所へ行かなくても相談が出来るし、時間がない方でも利用しやすいです。
そしてこの減額診断シミュレーターなら匿名で利用することが可能です。
これなら家族や職場の人にバレる心配もいらないので、利用するハードルは下がると思います。
今すぐ相談するならこちら
↓↓↓↓
話を聞くだけでも良いし、信頼できそうならそのまま依頼するのも良いと思います。
まずはあなたの状況を専門家に説明して、どうするべきなのか専門家の意見を聞いてみてください。