任意整理とは
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任意整理は、今ある借金を減らすための手続きです。
自己破産や個人再生といった手続きと比べるとハードルがずっと低いので、年間利用者は200万人ほどいると言われています。
とはいえ債権者(貸金業者)との交渉が必要なので、専門家に依頼するのが一般的です。
この記事を読んでいる方の中には
『任意整理ってどんな手続き?』
『どれぐらいお金がかかる?』
『借金はどれぐらい減らせる?』
『家族にはバレないの?』
と不安に感じている方も多いでしょう。
法律事務所なんて普段は関わる機会もないので、不安に感じるのは当然です。
そこで今回は、任意整理の手続き内容や費用・メリット・デメリットを中心にまとめていきます。
任意整理とは?
まずは、カンタンに任意整理について説明していきます。
任意整理は、
- 自分が依頼した弁護士・司法書士
- 自分が借りている業者
この間で交渉をする手続きです。
この交渉次第では、金利をカットして元本だけの返済にしたり、毎月の返済額をグッと減らすことが可能です。
もちろん、私たちは同席しなくてもOKです。
任意整理によって借金を100万円以上減らすことは難しいですが、毎月の返済額を半分以下に出来るケースは珍しくありません。
これだけ返済額が減れば、日々の生活はグッと楽になります。
また裁判所を通す必要がないので、家族・職場にバレる心配もありません。
任意整理を利用すれば催促・取り立てもストップするので、むしろ家族・職場にはバレにくくなると言えます。
そして、債務整理の中で最もハードルが低い手続きです。
その証拠に利用者は非常に多く、年間200万人以上が利用していると言われています。
なのでもしかすると、隠しているだけであなたの周りの方にも経験者がいるかもしれません。
⇒弁護士ナビ
任意整理のメリット
任意整理を利用するメリットは、
- 費用が他の手続きよりも安い
- 面倒な手続きがほとんどない
- 毎月の返済額を大きく減らせる
1.費用が他の手続きよりも安い
弁護士事務所にもよりますが、任意整理にかかる費用は「債権者1社につき5~6万円程度」です。
つまり3社から借りていれば15万円~18万円程度ということです。
法律事務所にもよりますが、これは分割払い・後払いする事も可能です。
個人再生や自己破産といった手続きでは、合計50万~80万円ほどかかるケースも珍しくありません。
これらの手続きは裁判所に申立をして手続きを進めるので、それだけ費用がかかるようです。
ですが任意整理は裁判所を通さずに行えるので、その分費用を抑えられます。
2.面倒な手続きがほとんどない
他の2つと比べると、任意整理の手軽さはダントツです。
任意整理の流れはあとで詳しく説明しますが、手続きは専門家の方にほぼお任せ出来ます。
しかも早ければ3,4ヶ月で終わるので、仕事や家事・育児で忙しい方でも利用しやすい手続きと言えます。
3.毎月の返済額を大きく減らせる
任意整理の交渉が成功すれば、
- 将来かかる利息をカット
- 遅延損害金(延滞金)のカット
- 返済期限を3年~5年後に延長
こう見ると、あまり減額効果が見込めないように思えるかも知れません。
でも任意整理を利用すれば、
- 支払総額:178万円⇒150万円
- 毎月の返済額:月6万⇒月2.5万円
借金自体の大幅減額は出来ませんが、毎月の返済額が半分以下になることは珍しくありません。
これなら今後の返済生活もかなり楽になると思います。
※個人再生との違いは、以下の記事に詳しくまとめています。
任意整理のデメリット
任意整理を利用するデメリットは1つだけです。それは、『ブラックリストに5年間ほど掲載される』という事です。
ブラックリストに載ると、
- 新たにお金を借りる
- 新たにローンを組む
- クレジットカードを作る
- クレジットカードを使う
- 一部の賃貸物件を契約する
とはいえ借金を完済して5年ほど経てばデメリットは無くなるので、一生続くわけではありません。
またクレジットカードが使えなくても「デビットカード」や「家族カード」を使う事ができます。
デビットカードは、銀行口座の残高分だけ使えるカードです。
また、利用した直後に銀行口座からお金が引き出されます。
つまり今ある残高以上には使えないので、
- 借金を背負う心配がない
- 任意整理をしていても利用できる
もちろん店頭やネットショッピング・公共料金にも使えるケースが多いので、代わりに利用している方が多いです。
また家族カードを作る事も可能です。
これは配偶者など家族の持っているカードに乗っかる形で持てるクレジットカードで、普通のクレジットカードと同じように使うことが出来ます。
ただし家族カードでまた借金をしてしまう可能性もありますし、借金のことを家族に打ち明けないとダメなのであまりオススメはしません。
あと、任意整理をすると一部の賃貸物件が契約できません。
賃貸物件には家賃保証会社が付いているケースが多いですが、「信販系」と呼ばれる家賃保証会社がいる場合は契約が出来ません。
信販系の家賃保証会社は、ブラックリストの内容を確認できるからです。
でも信販系以外の家賃保証会社ならブラックリストの内容を確認できないので、任意整理をしたあとでも契約する事ができます。
どれが信販系以外の家賃保証会社なのかは分かりづらいので、部屋を契約するときは不動産会社の担当者に相談するのが確実です。
そうすれば問題なく契約できる物件を紹介してくれます。
ちなみに今契約している部屋は、家賃さえ滞納していなければずっと住む事ができます。
任意整理の流れ
依頼した法律事務所やお金を借りている債権者にもよりますが、手続きは約3ヶ月~6ヶ月間です。つまり今から依頼すれば、半年後には借金をグッと減らせる可能性が高いという事です。
そして任意整理の進め方としては、
- 無料相談をして任意整理を依頼する
- 受任通知を債権者へ送る
- 債権者から取引履歴を取り寄せる
- 利息計算をして本来の借金残額を計算する
- 債権者と交渉を開始する
- 交渉がまとまれば合意書を作成する
- 合意書にしたがって返済を再開する
少しややこしそうですが、あなたがやるのは1と7だけです。
それ以外は専門家の方にお任せできるので、非常に手軽です。
ちなみに、2の時点で債権者からの取り立て・催促はストップします。
また、7までの間は借金返済もストップするので、その間にお金を貯めておく事も可能です。
無料・匿名で使えるチャット相談
いざ任意整理をしようとしても、お住まいの地域には法律事務所が数多くあるでしょうし、専門分野もそれぞれ違います。
借金問題を得意にしている弁護士もいれば、離婚・交通事故・刑事事件・相続・知的財産権・渉外事件などを得意にしている場合もあります。
だからこそどの法律事務所にすれば良いかも分からないし、いきなり電話するのはハードルが高いです。
頭では
「早めに法律事務所に行かないと・・・」
とは思っていても、なかなか一歩を踏み出すのは難しいと思います。
そこで便利なのが「弁護士ナビ」です。
これは無料・匿名で使える相談サービスで、チャット形式でやり取りが出来ます。
しかも住所も入力不要なので、法律事務所に連絡するよりもずっとハードルは低いです。
ちなみにこのサービスの運営元である「弁護士法人プロテクトスタンス」は、全国8箇所に加えて海外展開もしている大手法律事務所です。
法律相談実績も30,000件を超えているので、あなたの支えになってくれるはずです。
詳細記事はこちらにあります。
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